休んだ方が良い時の限界サイン

いわずもがなであるが、看護師の仕事はハードだ。
どんなにゆったりした働き方をしたいと思っても、急性病棟勤務の看護師や、人手不足が深刻な病院に勤務している看護師は、思うように休むことができない。
しかし、どんなに忙しくても、休んだ方が良い場合もある。
心の状態は目では見えないので周囲の人はもちろん、自分自身も心が疲れていると気づかないことが多いからだ。
そのまま放置すると仕事が手に付かないくらいメンタルを病んでしまうこともある。
そうならないよう、休んだ方が良い限界サインを知っておくと良いだろう。
メンタルが限界に近いサインとして、まず「なぜか急に涙が出てくる」ということがある。
心理学的に人が悲しい時に涙を流すのは、自分を守る必要があるという体のサインといわれている。
わけもなく涙が出るのは、気づかないうちに大きなストレスを抱えていて、そのストレスから身を守るようにという体のサインといえるのだ。
さらに、「眠れない」「朝早く起きる」こともサインかもしれない。
心に負担がかかっていると、体はリラックスできないので寝つきが悪くなる。
リラックスしていないと、脳は今は危機状態だと解釈するので眠りが浅くなり、寝付けないのに朝早く目が覚めてしまうようだ。
また、「片方のまぶたがピクピクする」こともサインの一つといわれている。
これは眼瞼ミオキミアといい、ストレスが溜まっていたり、体が疲れ過ぎている時に出る現象だ。
数日から数週間で治るが、長期間出るようなら、かなり疲れている証拠なので、早めに休みを取る必要がある。